徳川家康の社会人基礎力

第3回目は徳川家康公です。
社会人基礎力で評価した徳川家康の強みは、計画力、傾聴力、ストレスコントロール力です。
弱みは、働きかけ力、創造力です。
律儀で実直な人です。慎重で安易な行動は取らず、何事も熟慮を重ねて長期戦で粘り強く取り組みます。人としてのわきまえがあり、部下の意見に積極的に耳を傾けながら、経験によって培われた確かな思考力で的確な判断を下します。自身の目的を達成するために周到に策を練り、手抜かりがないよう段取りを整えていきます。
若い頃は今川家へ人質として送られ、苦労の多い日々を送りました。信長との同盟関係を優先し、自分の妻と嫡男を殺害させたこともあるくらいに我を抑えることができるのは、極めて優れたストレスコントロール力の持ち主だったのでしょう。織田信長、豊臣秀吉の覇権時代を側面から支援する形でじっと耐え抜き、最終的には自らが天下をとって江戸幕府を開きました。
一方、軽率な行動を避けるため、何事も後手に回ってしまう傾向があります。どちらかというと寡黙で聞き役に回るため、自らが率先して周囲に働きかけるアプローチを控えがちとなります。足元を固めることを優先し、豊臣秀吉が存命のうちは決して覇権を争おうとはしませんでした。
また、新しいものが好きという逸話も残っていますが、どちらかという遊び心や面白みのない考えをする方です。信長や秀吉のような発想の豊かさはあまり感じられません。後の鎖国につながるような保守的な支配を好んだ江戸幕府は、家康の考えが色濃く反映された封建的な政府であったと考えられます。
リスクには手を出さず、自分のできることをできる範囲で地道に遂行していく家康の姿は、現代の日本のビジネスパーソンと重なるものがあります。
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