石田三成の社会人基礎力
第4回目の登場人物は石田三成です。
社会人基礎力で診断した石田三成の強みは、課題発見力、計画力、規律性です。
弱みは、柔軟性、創造力です。
頭脳明晰、厳格で真面目な人です。責任感が強く、何事も真剣な姿勢で取り組みます。クリティカルな視点から現状を洞察し、筋道立てて物事を考えます。抜け漏れなく仕事を整え、起こり得るリスクを排除します。
豊臣政権では五奉行の一人として仕え、秀吉に忠実な実務家として有能な働きを見せました。秀吉が企図した朝鮮出兵の際には、手際の良い兵站活動によって大軍を朝鮮半島に動員・輸送したと言います。上からの指示や命令を守り、ルールや基準から逸脱した行為を是正して組織の秩序を守ります。秀吉亡き後も主君である豊臣家に忠誠を誓い、天下取りを目指して勝手な行動を取り始めた徳川家康を厳しく糾弾しました。結果、関ヶ原の合戦で敗れて斬首されてしまいました。どんなに大義名分があっても負ければ賊軍扱いにされてしまうのですね。
一方、思考面、対人面ともに「硬い」、というのが石田三成の弱点と言えます。既存の枠組みや権威を守ろうとする堅実なスタイルは、発展よりも収束に向かいがちで、可能性の広がりを感じさせません。頑固で融通が効かないため、ともすると人望を失ってしまいます。
『のぼうの城』で有名な忍城攻撃では、秀吉得意の水攻めを行いましたが、二番煎じの感が否めず、オリジナリティに欠けました。対人対応も上手とは言えず、他人の細かなミスを見逃さず批判を加えるので、福島正則や加藤清正、黒田長政ら現場の武闘派から徹底的に嫌われ、これが関ヶ原の敗因ともなりました。
石田三成にもう少し鷹揚な部分があれば、天下分け目の合戦もどうなっていたか分かりませんね。
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